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『半島を出よ』 by 村上龍

村上龍の『半島を出よ』上・下巻を読んだ。最近、仕事も忙しくて結構長く掛かった。

最近の北朝鮮の核実験やそれに対するアメリカ、中国、韓国と日本の対応を見ると、実際にこの物語のような事件、すなわち朝鮮半島統一に向けた北朝鮮の変遷のために軍の一部の分離のようなことが必要になる日が来るのかもしれない。

その時、日本の一部への侵攻が北朝鮮の国家主導もしくは軍の一部のクーデターとして起こる可能性もゼロではないのかもと思った。

この話の中には、さまざまな立場のグループが並列で登場してくる。話の展開は、一部前後しつつ進んでいく。最後は多少呆気なく終わってしまった印象もあるが、面白いストーリーであった。

登場するコリョ軍の一人一人の感覚と日本人の一人一人の感覚があまりにも離れていて、それが現実にもそうなんだろうなぁと思うと共に、その感覚の違いがストーリー全体に大きな影響力を与えているようだ。

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半島を出よ (下) 半島を出よ (下)

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「天使と悪魔」 by ダン・ブラウン

「ダヴィンチ・コード」に続いて、「天使と悪魔」を読みました。

スピーディな展開で確かに面白かった。

でも理系の私としては、どうも気になるところ、というか納得できない点が幾つか見られた。

反物質を作り出すというのに世界最大の加速器を使っているのに、それを安定に維持する入れ物が簡単に手で持ち出せるというのはどう考えても変。きっと作り出すのと同じぐらいの強い電場や磁場で閉じ込めないと安定じゃないだろうと普通考える。

もう一点、バチカン内に時限爆弾としてその反物質が置かれるのだが、置かれている場所が判らないのにも関わらず、そのビデオが保管箱のバッテリーが切れる時限付で撮影されており警備室で見えている。
どう考えてもそのビデオは電波を使っているとしか考えられないのに、そのビデオのある場所を特定することができない。ビデオシグナルがハッキリ判るぐらいなら、簡単に電波の出所は特定できるハズなんだがなぁ。

ローマ市内の地図と順番にスポットを回って行くところはなかなか映画化向きだけど、上記の科学的?な考えの浅いところがあるので映画にするのは難しいかも。どうやってごまかしてくれるのか楽しみという見方もある。

 

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